この根回しで社員の反発なく引き継げる

二代目襲名の発表は何かと気が揉める

二代目の社長就任予定を発表するタイミングは、意外に難しいものです。


札幌で不動産仲介業を営む株式会社ベンでは、息子の高橋孝嘉副社長が後継者になることが既定路線です。
それは社内のみならず、取引先も薄々気付いている。あとは正式に社長交代を発表するタイミングを計るだけです。


昨年、私はベングループの経営計画発表会に来賓として招かれ、副社長の発表を聞きました。
ところが、きれいごとばかりで中身が薄い。副社長は実践幹部塾の教え子の一人ですから、私は教え方が悪かったのかと反省しつつ、挨拶でこう苦言を呈しました。
「こんな発表じゃ、まだ社長になるのは早いなお父さんもきっと認めてくれないよ」
それに奮起して副社長は頑張りました。
現場に戻って1年間、泥にまみれた結果、今年の経営計画発表会では、見違えるような発表をした。
「今年は合格点。これならいつでも社長になれますよ。」
私がそうスピーチしたところ、なんと当日に社長就任予定の発表がありました。


ずいぶんタイミングがいいと思ったら、あとでベングループの高橋敏幸代表が明かしてくれました。
「本当は去年、発表する予定だったんです。ところが小山さんが落第だとスピーチするから、恥ずかしくて発表できなかった。今年は息子に合格点を出してくれて助かった(笑)」


私はどうにも知らないうちに出過ぎたまねをしていたようです。
代表の告白に、私の方が恥ずかしくなってしまいました。

                      ~引用先~

「社長!会社を継がせたいならココまでやっておかなくちゃ!」

著書:株式会社武蔵野 代表取締役社長 小山昇

すばる舎

古参幹部の口から言わせれば、すんなり終わる

代表が発表を一度取り止めた気持ちは良く分かります。
自分では息子に合格点を与えていても、まわりが同じ評価をしているとは限りません。


発表のタイミングを間違えると「まだ早い」「会社が苦しいときになぜ」「親バカで会社を潰す気か」の大合唱が始まります。
特に不満が噴出しやすいのは社内です。
社員は息子が継ぐことに薄々気付いていても、社長が胸の内を明かさない限り、面と向かって文句を言えない。しかし、正式な発表なら、表立って不満をぶつけられます。


こうした不満を未然に防ぐには、ナンバー2から他の古参幹部に発表してもらえば、親バカ批判は出にくいし、息子の能力を疑う社員も、「あの人が支えるなら大丈夫」と納得します。


では、どうやってナンバー2に根回しをするのか。
まず、2人でメシを食い、息子の処遇について曖昧に話を振ってください。仕事がデキるナンバー2なら、あとは向こうが気を利かせます。


社長:「うちのバカ息子、どうしようかね」
専務: 「もうそろそろ社長にしてもいいんじゃないですか」
社長: 「うーん、どうだろうね。他の幹部が納得するかな」
専務: 「社長からは言いづらいでしょう。だったら、次の役員会で私がみんなに話しますよ」


ここまでこぎつけたら、あとはおまかせ。
役員会で発表してもらい「専務の提案はもっともだ。私も会社の将来を考えて、そろそろ身を引こう」
これで他の幹部から文句は出ません。ナンバー2の提案だと社内に伝われば、現場の社員たちも幹部と同じように受け止めます。


社外に対しては、根回しは必要ないでしょう。
社員にとっては数十年に一度の社長交代ですが、銀行や取引先は、他社の社長交代を何度も経験している。もし根回しするとしたら、私のように大事な席で一言多いスピーチをする、うっかり社長だけでいいと思います(笑)。

                      ~引用先~

「社長!会社を継がせたいならココまでやっておかなくちゃ!」

著書:株式会社武蔵野 代表取締役社長 小山昇

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2018.11.6